2011年4月15日金曜日

赤い目のドラゴン

赤い目のドラゴン          A・リンドグレーン作

リンドグレーンの本はどれも子どものころから好きでしたが、その中でも大好きな絵本です。

子ブタが生まれた朝、納屋に子ブタを見に行った兄弟が赤い目をしたドラゴンの赤ちゃんを見つけるところから物語は始まります。

私はこの本を読むといつも涙が出そうになります。

でも、それは悲しい話だからではなく、心の奥深いところにじんわりと温かく入り込んでくれるお話だからなのだと思います。

孔雀のパイ

孔雀のパイ           ウォルター・デ・ラ・メア作

学生の頃、誕生日に母からプレゼントされた詩集です。

私は、仕事で疲れたとき、穏やかな気持ちになりたいときにこの詩集を読みます。

心の奥深くにそっと寄り添うように語りかけてくれる詩ばかりです。

私は特に「いなくなった子どもたち」、「きのどくな、なな嬢」、「木」が好きです。

読んだあと、満ち足りた気持ちになれます。

ルピナスさん

ルピナスさん             バーバラ・クーニー作

海辺の町に住むミス・ランフィオスはルピナスさんと呼ばれています。
それは彼女がルピナスの種を町中にまき、ルピナスの花があふれる町にしたからです。

それは、子どもの頃、おじいさんとした約束のひとつ「世の中をもっと美しくするためになにかをする」ということでした。

世界中のひとがこのことを少しでも考えて行動すればもっと美しい素敵な世の中になるのではないでしょうか。

母より

母から、ブログに載せてほしいといわれたので、次の文章を載せます。


娘がブログを始めてくれました。
福岡市南区長丘で子どもの本の専門店を開いています。
子どもが本を本として出会う二歳半からの本を置いています。
二人の子(娘、息子)と本を読んできたことは貴重な時間であり、その大切さを後からもっと強く感じました。
本屋に行けばたくさんの本がありますが、子どもの本にとって最も大切なことは”質”です。
”質”のある本はまっすぐにきちんと語りかけてくれますし、そのことが子どもの中で発酵をし生きていく力になっていきます。
時々になると思いますが本のことを書いていけたらと思っています。お子さんと本を読んでいらして疑問に思われることなどがありましたら、何でも構いませんのでよこしてください。
子どもの身近にいつも本があり、知識としてではなく体験として本と出会っていってくれることを願っています。
                                      子どもの本や    井上良子

お久しぶりです

久しぶりの更新になってしまいました。

お客さんの中にブログを見ましたと言ってくれた方がいたそうです。

私が書いた文章で「バレエダンサー」に興味をもってくれたそうで嬉しかったです。

これからも、すごくゆっくりなペースではあると思いますが、更新していきたいと思います。