2011年5月29日日曜日

みみずくと3びきのこねこ

みみずくと3びきのこねこ               アリス&マーティン・プロベンセン作

「かえでおか農場のいちねん」と共に、かえでおか農場シリーズの一冊です。

前半は、嵐が去った後、たおれた木のうろから出てきたみみずくの赤ちゃんを育て、自然に戻すまでが語られています。

後半は、個性の違う3びきのこねこの様子が語られています。

どちらも、動物のあるべき姿とは何なのか、いるべき場所とはどこなのかが、女の子の目を通して語られています。

頭で理解するのではなく、心で実感する、そんなお話です。

ロージーちゃんのひみつ

ロージーちゃんのひみつ             モーリス・センダック作

子どもが持っているファンタジーの世界にそっと入っていき、その世界を広げてくれる絵本です。

私は4~5歳の頃、この絵本が大好きでよく一人でロージーごっこをしていたそうです。
確かに、一人で毛布をかぶり、遊んでいた記憶がかすかにあります。

単純ではない、いく通りもの子どもの「心」が描かれています。

大人が思っている以上に、子どもが大好きでとりこになる絵本です。

ライオンと魔女

ライオンと魔女                     C.S.ルイス作

ナルニア国物語の第一章です。

創造主のライオン、アスランによって造られた架空の世界ナルニアを舞台に、20世紀のイギリスの少年少女が、与えられた使命を果たす冒険の物語です。

「カスピアン王子のつのぶえ」、「朝びらき丸東の海へ」、「銀のいす」、「馬と少年」、「魔術師のおい」、「最後の戦い」と続いています。

ナルニアの紀元から年代記の順に読むと、「魔術師のおい」からになりますが、「ライオンと魔女」から読む方が、わかりやすいと思います。

大きくなりすぎると、ナルニアには戻れませんが、「最後の戦い」では、これまでの子ども達がまた、ナルニアに戻ってきます。
「ナルニアなんて子どもの頃のお遊び」と言っているただ一人を除いて・・・
信じる心がないとナルニアの世界には入り込めないのですね。

風にのってきたメアリー・ポピンズ

風にのってきたメアリー・ポピンズ               P.L.トラヴァース作

メアリー・ポピンズの話をしたいと思います。有名すぎる人物ですよね。

メアリー・ポピンズは東風の吹く日に、こうもり傘につかまって空から子ども達の元へやってきました。彼女が子ども達を不思議な冒険の世界へと導きます。

メアリー・ポピンズは決して、子どもに優しい人物ではありません。「ふんっ」と鼻をならしたり、買い物に行けば、ショウウィンドウに映る自分の姿にみとれたりします。

それでも、子ども達はメアリー・ポピンズが大好きです。それは、彼女が不思議の世界に連れて行ってくれるからではないでしょうか。

「帰ってきたメアリー・ポピンズ」、「扉をあけるメアリー・ポピンズ」、「公園のメアリー・ポピンズ」と続いています。
ぜひ、一度読んでみてください。

2011年5月27日金曜日

年とったばあやのお話かご

年とったばあやのお話かご              エリナー・ファージョン作

ファージョン作品集の一冊目です。

4人の子ども達が寝る前に、靴下をつぎながら、年とったばあやが子ども達にお話しをする短編集です。靴下の穴が大きければお話しは長くなり、穴が小さければお話は短くなります。
ばあやが今までお世話をしてきた世界中のいろんな場所でのお話です。

ファージョンの物語の世界は豊かな香りと光にあふれています。ぜひ、一度はファージョンの世界に入ってほしいと思います。
ファージョンの世界の入口として、絵本から物語にうつる頃の子どもにおすすめの一冊です。

私は看護師をしていますが、nurseという言葉には、看護師だけでなく、お世話をする人=ばあやという意味もあります。私が看護師になろうと思った時に憧れたnurse像は、優しさのなかに厳しさのある、厳しさの中に優しさのある人でした。まさに、年とったばあややメアリー・ポピンズですね。
次は、メアリー・ポピンズの紹介をしたいと思います。

雨、あめ

雨、あめ                ピーター・スピアー作

梅雨の季節にこちらの本はいかがですか?

言葉のない絵だけで語られている絵本です。
雨の中を、散歩する姉弟の楽しそうな様子が描かれています。
子どもの頃、雨の日は憂鬱ではなく、うれしく、楽しかったことを思い出します。

ぼくにげちゃうよ

ぼくにげちゃうよ             マーガレット・W・ブラウン作

家を出てどこかにいきたくなった子うさぎは、「ぼくにげちゃうよ、〇〇になっちゃうよ。」と言います。
すると、母うさぎは「私は△△になって、おまえをつかまえにいきますよ。」というやりとりが繰り返されます。

母親はいつも温かく、やさしく見守ってくれている、そんな幸せを感じれる一冊です。

ツバメ号とアマゾン号

ツバメ号とアマゾン号                アーサー・ランサム作

ツバメ号の乗組員(ジョン、スーザン、ティティ、ロジャの兄弟)と、アマゾン号の乗り組員(ナンシイ、ペギイの姉妹)を中心に、休暇中のワクワクする冒険が語られています。
船の帆走の知識は全くなくても、物語に引き込まれ、一緒に冒険をしているような気分になります。

12巻までシリーズは続き、スカラブ号の乗組員(ディック、ドロシアの兄弟)も登場します。
いろいろな場所で冒険が繰り広げられますが、私はやはり、1巻の舞台の湖で繰り広げられる冒険が好きです。

2011年5月5日木曜日

販売のご案内

今年も「あまねや工藝店」さんと「手仕事ビワニジ」さんで販売をいたします。
5月のさわやかな風が通る「あまねや工藝店」さんの展示と、青葉が美しい6月の八女での「手仕事ビワニジ」さんの展示に是非、ご家族おそろいでお越しくださいませ。


「あまねや工藝店」
5月27日(金)、28(土)、29(日)
 午前11時~午後7時
 福岡市中央区平尾1-12-2       092-526-0662
                        井上携帯090-9404-3557(当日のみ)



「手仕事ビワニジ」
6月24日(金)、25(土)、26(日)
 午前11時~午後6時
 八女市本町192-1           0943-22-4882
                       井上携帯090-9404-3557(当日のみ)