2011年5月27日金曜日

年とったばあやのお話かご

年とったばあやのお話かご              エリナー・ファージョン作

ファージョン作品集の一冊目です。

4人の子ども達が寝る前に、靴下をつぎながら、年とったばあやが子ども達にお話しをする短編集です。靴下の穴が大きければお話しは長くなり、穴が小さければお話は短くなります。
ばあやが今までお世話をしてきた世界中のいろんな場所でのお話です。

ファージョンの物語の世界は豊かな香りと光にあふれています。ぜひ、一度はファージョンの世界に入ってほしいと思います。
ファージョンの世界の入口として、絵本から物語にうつる頃の子どもにおすすめの一冊です。

私は看護師をしていますが、nurseという言葉には、看護師だけでなく、お世話をする人=ばあやという意味もあります。私が看護師になろうと思った時に憧れたnurse像は、優しさのなかに厳しさのある、厳しさの中に優しさのある人でした。まさに、年とったばあややメアリー・ポピンズですね。
次は、メアリー・ポピンズの紹介をしたいと思います。

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